ｰ One Week Nightmare ｰ

～日常～

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一方、優夜達がケーキ屋で楽しんでいる頃

地元のテレビでは、昼間のニュースとしてはあまり相応しくない放送が流れていた

『えー、こちら現在、暴動のあったと思われる場所に来ています』

女性リポーターが実況をして、カメラがその光景を撮る

映された街の光景は、ショーウィンドゥや車の窓ガラスが割れている光景だった

そして、所々に血が付いている

そこでカメラマンは倒れている男を見つけ、無言でリポーターに伝える

『あそこに？ …！とにかく助けてみましょう！』

リポーターが助けに向う

『大丈夫です…か？』

リポーターの目に映ったのは、車の影で人が人に食らいついている光景

『あれを見てください！これはＣＧでも映画の撮影でもありません！実際に起きて…！？』

リポーターがそう言いかけた途端に、足元にいた男に押し倒される

『え？何？なんなの？』

リポーターは混乱したまま

『ぎゃああﾞあぁぁあぁ！！』

カメラはその男の後姿しか映さなかった

そして赤い何かが飛び散った瞬間、カメラは下に落ちた

カメラはリポーターの断末魔と赤い液体の広がる様を撮り続けていた