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器用にベルトを外し、濡れている下着ごとおろせば潤の目が驚きで見開かれた。
抗議する間もなく秀二に扱かれれば、先程とは違う直接的な刺激に膝が震え、腰が揺らぐ。
もはや抵抗する力はなく、秀二に押さえ付けられていなければ座り込んでしまいそうだった。
「んっ、ク」
声を漏らさないように必死に唇を噛みしめながら、押し寄せる快感にふるふると首を振る。
「――――!」
身体をしならせ、秀二の手の中に欲望を吐き出した。
イくのではなく、男にイかされたことに男としてのプライドを砕かれた気がした。
だが、将来はあれが普通になっていくのだ。肩で息をしながら秀二を睨み付けた。
しかし、快感に染まった潤んだ目で睨んだとしても秀二の嗜虐心を掻き立てるだけだった。
「濃いな」
「の、飲ん……」
見せびらかすようにして、先程潤が吐き出した白濁を飲み、唇の周りを舐めていた秀二を信じられないとでもいうように見ていると不意に目が合った。
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