松澤 美由紀
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『傷つき、療養中の友人に捧げる章』 私が小学校4年生の頃の話しになる。 1幕で話したが、うちの両親は工場を経営している。 アパレルの製造工場である。 当時、父が脱サラして興した会社だ。 この時期はバブルの波に煽りを受け、うちのような小さい会社でも忙しかった。 その為、私は小学校4年生から中学2年生くらいまでの思春期真っ只中に、両親に構ってもらった記憶が無い。
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