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良く顔に痣つけて帰ってきた
たった1人の家族である父は
「またか」と少し言うだけだ
だがこの日は違った
9月のある日の朝の事だ
玄関で俺が出ようとすると父が話してきた
父「徹平、今日は何の日かわかるよな」
俺は大事な日を忘れかけてた
徹「そうか、2人の誕生日か」
今日は妹と母の誕生日だった
5年前、母が自分の誕生日に最高のプレゼントがきたってよろこんでたな
父「今日は毎年みたいにケーキ買ってくるから」
徹「うん」
父「母さんが心配するから顔に痣つけて帰ってくるなよ」
徹「……うん」
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