アサミの葬儀屋

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足や手をみんなに見せつけながらユリは私を見た。 いやらしい目。 あんたのそういうところ、私は嫌いよ。 「アサミー、普段何食べてるか教えてくれない?」 人懐っこそうな笑顔で彼女は寄ってくる。 胸元が大きく開いたカッターシャツ。 膝上15㎝以上のミニスカート。 くりんくりんにカールした長い髪。 こんな格好で彼女はいつでもどこでも目立っていた。 だからクラス…いや、学年の人気者。 …どうして。
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