アサミの葬儀屋

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あんなに性格が悪いのに。 …そう思っているのは私だけなの? それとも、みんなが気づいてないだけ? 「ねぇー、アサミィ~」 私は無視して、自分の席についた。 ユリが小さく舌打ちをして、元の集団に戻っていく。 「無視されたー」というユリの声の後に続く「うわっ、ちょーサイテーじゃん」「ありえねぇー」の周囲の声。 嫌い。 嫌いよ。 あんたも。 この世界も。 私自身も。 .
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