♯02

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「大パニックだったな。今ちょっと俺に慣れてくれてるけどな。」 「えっ」 「だってちゃんと会話続くようになったし、時々だけどちゃんと俺のほう向いて話してくれるようになったし。」 そう言われてみれば……ちゃんと話せてる。 「まあ、まだ敬語だけどな。」 「あ……」 「やっぱ急にじゃなくて徐々にでいいよ。」 そのほうが有り難い。 「あ、ありがと。」 そんな感じでこの男女混合のカラオケは終わった。現地解散でみんな帰っていく。 私は麻衣達とは方向が違う。男子のほうもあっちの方向が多くて、柾紀くんもそうで。 「また明日ー。」 と笑顔で手を降ってくれた。麻衣達ともバイバイした。 そういえば今気が付いたけど、私左足負傷してたんだった。 車呼ぼうかな…… 今日はお母さん仕事で遅くなるんだった。お父さんはまだ帰ってないし。 .
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