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〝ガチャッ〟
俺と咲がそんな話しをしていると、リビングのドアが開いて律也が入ってきた。
「お兄ちゃんもそう思うよね?」
咲はいきなり律也に話しをふる。
「は?なにが?」
律也は突然同意を求められて眉を寄せる。
「兄弟での禁断の恋!
いいと思うよね?」
咲はなぜか意味ありげにそう言う。
「…あぁ、いいんじゃないか?」
律也は一瞬顔をしかめた後そうこたえた。
「夕飯できたわよ。」
ちょうど律也がこたえてすぐ、母がキッチンから俺達をよんだ。
奈々さんと賢人さんと俺の父親は帰りが遅いから、夕飯はいつも4人で食べている。
今日も、四人で食卓を囲むといつものように食事をすませた。
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