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シャクシャク……
『マーはリンゴより梨派だなぁ~。』
真綾は僕が剥いたリンゴを食べている。
なんか小動物っぽくて可愛い。
『…ぁ……梨…あるよ………食べる…?』
真綾の目付きが変わる。
『堂々と。ハキハキと。』
僕をキッと睨みながら言う。
『梨、たべる!?』
僕は大きな声でハキハキと言い直した。
『うぜぇ~。声デカいし。普通でいいんだよ。普通で。』
やん。
真綾の意地悪ぅ~。
なんか、こんなやりとりが楽しい。
すごく幸せ。
『喉かわいたぁ~。』
なんだかタダっ子みたいなクマンバチ真綾。
『売店で何か買ってこようか?』
普通に。普通に。
う~ん…こんな感じ?
『ん~~。いいや。マー行ってくる。あんた何かいる?』
どうやら普通に出来てたみたい♪
『あ…、じゃあカルピスお願いします。』
『なんだ。普通にできるんじゃん。』
真綾が僕の頭をポンポンと叩いて病室から出て行った。
いやぁあああん!
それ、らめぇぇぇぇ!
キュン死するぅ。
胃のあたりがギューってなる。
下半身の一部がグーーーーン!ってなるぅ。
大好き。大好き。大好き。大好き。大好き。大好き。
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