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それじゃ、この一ヶ月間のお話でも聞かせてあげようかな。
まず僕はエイドリアンにもう一度会いたくて、また同じ時間、同じ駅に行ったんだ。
エイドリアンに会ったら、彼女の前でさりげなくキュートなプリキ○アのハンカチを落とすんだ。
彼女はきっと、こう言うだろう………
『あの、そこの素敵なガルフ○ーを着たお兄様。ラブリーなハンカチを落としましたよ。』
ってね。うふうふ。
そしたらナイスガイな僕は優しげな笑顔でこう答えるのさ!
『やぁ。これはこれは。ありがとうございます。お礼にお茶でもどうです?お嬢さん。』
これで彼女のハートは射止めたも同然さ。
ママン……そしてオヤジ……
僕をイケメンに産んでくれてありがとう。
だってこの作戦は僕がヘチャムクレだったら成功しないもん♪
なんてこった!
終電まで待ったがエイドリアンは現れなかった。
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