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「ねぇ、皆!呪いって信じる?」
賑やかだった教室が静かになり、前に注目する。
前には黒板を向いている、まぁこっちに背を向けている学級委員がいた。
佐々木 良美
今回みたいにいきなり質問するのが好きな学級委員だ。
黒板には真ん中に線で区切られていて、左にはい。右にいいえと書いてあった。
するとぞろぞろと皆が立ち上がり、黒板に自分の名前を書いていく。
皆はこの学級委員が、きっと好きなんだろうな。
私も書かなきゃと思って前に行ったものの、どっちに書こうか迷う。
すると一人の男子、立川 博くんが、良美になにか聞いていた。
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