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「え？」
博くんがわたしに？
「うん。あ、でも後ででいいよ。遠藤さんの聞きたいことって、佐々木さんに何を聞いたか？でしょ？」
「うん」
「それはね
『この質問は呪い自体か、呪いで殺されることなのか』って聞いたんだよ」
「え？でも質問って呪いを信じるかでしょ？」
若干頭がこんがらがってきた。
「・・・俺は呪いは信じているけど、呪いで死ぬことは信じてない」
何かを堪えるように歯を噛み締めて話していた。
「だから、聞いたんだ。でもそう。質問は呪いは信じるかだったでしょ？」
確かめるように聞かれたから、私は頷いた。
「呪いって、呪うという行為で人を殺すでしょ？質問は呪いを信じるか。その質問ってどっちを指していると思う？」
「どっちって？」
「呪いという行為か、それによる人の死か、それとも」
「両方？」
「うん」
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