鹿島青子(カシマアオコ)の走馬灯

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最初マンガやアニメが好きだったのは、私は作画どうこうの範囲だった。誰々のカプだのなんだのは、今言うところの公式ノマカプくらいで、同人誌なんて考えたこともなかった。 でもアカに連れられて行った同人誌の即売会は、私の作画的価値観だけでなく、二次創作というものへの価値観をあらゆる意味で変えた。 「私はどっちかっていうと、BLでもGLでもNLでもなんでもござれなんだけどサ、やっぱぐっとくるポイントがないのとあるのでは、違うと思うんよ。それが"萌え"なんだと思うんですよおじさんは。」 妙に納得した私は、きっと完全にアカのペースだった。おかげで今は家族に時々ドン引きされたりする程にまでなった。 それでもいいと思う私はまだ"厨二病"だったんだなやっぱ。
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