幸せな・・・

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そして、現在・・・。 カイと夕鶴はリビングのソファでくつろいでいた。 そんな時だった。 不意に夕鶴がカイに話し掛けた。 「なぁ・・カイ・・・」 「なんだ?」 返事はしても、カイの視線はテレビに向いている。 夕鶴は何やらもぞもぞとしているが、口を開いた。 「俺・・・子供出来たみたい・・・」 「・・・・・は?」 突然の夕鶴の言葉にカイは理解できなく、 思わず口から漏れた言葉と同時に彼女の方に目線を向ける。 そして、夕鶴が再び口を開く。 「だ、だから・・・・子供が出来た・・・。俺のおなかにお前との子供が・・・ カイと俺の赤ちゃんがいるんだって・・・」 「こ、子供って・・・俺と、お前の・・・子供なのか?」 「・・・あ、当たり前だろっ!」 カイの返事に、少しムスくれながらも返事を返す。 そして、夕鶴の顔がみるみる赤くなってゆく。
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