海での思い出

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「ねぇ?彩は、海って好き?」 ある日の晴れた昼休みの事。 神橋絵里奈は親友である天宮彩にそう問いかけた。 「え?海・・・・?」 「うん!海」 「うん、好きだよ。絵里奈は?」 「私は、海が大好き。広くて綺麗で・・・・」 逆にそう問いかけた彩に絵里奈は笑顔で答えた。 海に関する事について話をする絵里奈は本当に幸せそうで・・・・。 本当に絵里奈は海が好きなんだと、彩はそう思う。 「そうかぁ・・・・」 彩は軽く返事をしながらとある事をひらめいた。 「じゃぁさ、私の叔父さんが海の近くでペンションやっているんだけど、 絵里奈が良ければ、今度の連休にでも遊びに行かない?」 「え?」 彩の誘いに絵里奈は少し驚いたような顔をする。 そんな彼女に彩は優しく微笑みながら続けた。 「うん。場所もそこまで遠くないから・・・・」 「うん!行く。行こう」 「じゃぁ。決まりだね」 絵里奈の返事に彩はそう答えた。 また一つ、楽しみが増えた――・・・・。 そう、二人は思った。
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