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「一体どうやって家の中に入った?」
「どうやってって言われてもな~。玄関開いてたから普通に入ってきちゃった」
「なんだと……」
おいおい、鍵くらい掛けようぜ俺。これからはしっかり戸締まりしまよう。
ただ、鍵が開いてるからって普通の人なら入ってこないけどな。
「あと二つ質問するからちゃんと答えろよ?」
「え~!! 嫌だって言ったらどうする?」
「答えろよ?」
「了解です」
寝起きにこいつと会話するのはかなりの精神力を消費する。ため息が出る。
「じゃあ、まず何をしにきた?」
「一応今日は彼女ってことになってるから起こしにきちゃった。てへっ」
なんだろう。イライラする。ものっそいイライラするなぁ!!
よし、次の質問いくぜ!!
「あっれ~? 外が真っ暗だぁ。舞ちゃん。今が何時なのか教えてくれません?」
「午前4時だよん」
「うん、早いわ。マジで迷惑極まりないから」
はぁ、俺の睡眠時間が無駄に少なくなっちまったじゃねぇか。来るならもっといいタイミングで来いよ。
「私はいつも4時に起きてるんだけど、迷惑だった?」
「まぁ、迷惑だ」
「え~私が悪いの~? 私は悪くないよ~」
なんか駄々をこねだした。それよりも舞は本当に4時に起きてるのか? だとしたら何をしてるんだ?
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