第一話

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「今のは冗談だ。安心しろ、町田」 「……はぁ」 なんかしんどいな。あと一年耐え抜かないといけないとは…… 「あとはお前達の自己紹介だな。と言いたいところだが時間が無い。主に町田……あと千石のせいでな」 待て待て。なんで俺が悪いみたいになってんの!? 主犯は千石だろ? 「だから今日はもう解散する。自己紹介とかは各自でして仲良くするように」 初日はこんなに短いのか。俺が遅刻したってのもあるけどさ。 「誰か号令してくれるか?」 「先生。私、やりますよ!!」 「千石は駄目だ。不安要素しかないからな。冗談抜きで駄目だ」 もう信用が無いってのは凄いと思う。この先生と出会って30分かそこらだぞ? 「いいねぇ。私は負けませんよ? 私に呆れずここまで強気でくる先生は久々です……いつまで神田ちゃんのその強気が保てるか楽しみです」 なんか言い出した。勝手にライバルみたいな設定作ってるし。 「おい町田。こいつの制御法を教えてくれないか?」 「ははは、知りません」 何故こんなに弾が飛んでくるんですか? 俺には分からない。
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