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「知らないのか。それは残念だ。じゃあ号令は私がやるか……起立」
神田ちゃんのかけ声に合わせてみんなが立ち上がる。もちろん俺も。
「ふっふっふ、私がそんな命令に従うと思って「礼」
『ありがとうございました』
さて、帰るとしよう。まだ昼前だってのに凄い疲れる日だったよ、まったく。
あとさっき気付いたがこのクラスに知り合いはいないらしい。また友達を作らないと行けないわけだ。明日頑張ろう。
「ちょっと待ちなんさ」
「…………」
何か変な言葉が聞こえたけど錯覚だよな?
「ちょっと待ちなんさ」
「…………」
「ちょっと待ちなんさ」
「その話し方やめろ」
最後の「なんさ」の部分がすごく腹が立ちます。そして当然千石がいた。
「で、何だよ」
「あんた、少し待っちょくれんかね」
「だから待ってるだろ」
「町田はん、待ってくりゃんせ」
「おい、次普通に会話できなかったら帰るぞ」
この子の相手するの超めんどくさいっす!!
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