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「どこら辺が痛いんだ？ 私の唾で治るか？」
「やめろ汚ねぇ！ 全力を尽くすって唾をかけることだったのか！！」
こいつは本当に唾かけそうで怖い。
「まあな。 てか私みたいな美少女に唾をかけられるなんて光栄だと思ってほしいわ」
「残念ながら俺は特殊な性癖を持ち合わせてはいない。まずお前は自分に自信を持ちすぎだ。まぁ自信を持つのは別に構わんが、外に出さない方がいいぞ。てかもう教室に行かせてもらうわ」
「なんですって……もう一度言ってみなさいよ」
「絶対嫌だよ！！ まぁまぁ長いこと喋ったから最初の方覚えてないわ！！」
この女の子と話していると学校終わりそうな勢いだ。適当に話を切り上げないとな。
「ちょっと待ちなさいよ」
「…………何？」
「あんたは何組になったの？」
それを俺に聞いてどうするつもりなんだ？
「C組だ」
「そ、じゃあ一緒に行きましょうか」
「オッケー。俺は神に見放されたらしいな」
なんとなく。なんとなくそんな気がしてました……
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