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交通渋滞
もう一歩だって退きません
私の生きた証と 愛しすぎた代償
これ以上を案じて
歩かないわけには行かないのでしょう
赤く染まる道路の歩道橋
投げ打ったって終わりはしない
星も見えない 月も知らないまま
不確かな安全を肩に下げ
不安定な此の姿を映して
それでも
未だ足りない自らを悟りながらも
街灯の僅かな温かさに身を照らして
ねえ もう二度とは手放さない
生きるために歩く
捧げる
待って
未だ轢かないで
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