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森田宏幸監督作品。
スタジオジブリ作品で一位二位を争う駄作であると思う。
因みに対抗馬のゲド戦記は観ていないのでわからない。
大好きな作品、『耳をすませば』の雫が描いたバロン男爵の話がスピンオフ映画になったと聞いて、かなり期待したため失望も相当のものであった。
確か『耳をすませば』の中ではバロン男爵は、なんだか幻想的な世界で宙に浮く島みたいなとこをぴょんぴょん飛び乗って進んだりとファンタジー溢れていた。
しかし本作はなんだか女子高生に耳が生えたり、カラス?集めて空飛んでみたりと、なんだか中途半端に現実世界から抜けたような、むしろより俗な世界にいってしまったような印象を受ける。
また女子高生に耳を生やすみたいな、マニア受けしかしなそうな設定もいかがなものであろうか?
(恐らくマニア受けもしてないのではないかと邪推しているが)
だらだらとつまらなく展開していくストーリーの大半は忘れてしまったが、ひどくイライラしていたことは覚えている。
唯一よかったのはつじあやのが歌う主題歌で、実に爽やかなエンディングとなったことだけは印象に残っている。
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