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ルージュが剣の切っ先を
二人に向けて突き出した。
剣を包んでいた炎が
剣を軸にして螺旋状に伸びる
二人は、目の前に手を突き出して
防御障壁を展開して防ぐ。
横に飛べば避ける事も出来た
だが、横に飛んでしまえば
後方で唖然としていた
レジスタンスのリーダーが
なすすべもなく
燃え散っていただろう。
なので避ける事は出来なかった
「くっ!!」
ルージュの攻撃に容赦がない
かつての『レベッカ』なら
人質を取るような真似をせず
正々堂々とした
果たし合いをしただろうが
このような行いをする事が
彼女がレベッカではない
証明のようでもあった。
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