うざいなぁ、もう

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ーin 理事長室ー ガチャ… 「ふぁあああっ 疲れたぁ…」 此処は理事長室。 そこに一人の青年が。 ノックをしないことからみて 理事長と親しい関係にあるもの、上の立場にいるもの どちらかということがわかる。 まぁ、青年と言っても多く見積もって20歳と言えるだろう。 そこから前者の確率の方が高い。 「今日はそんな疲れる仕事だったかな?」 理事長。 見た目だけでそう感じられるオーラを纏っている男の少し威厳が感じられなおかつ 優しいバリトンボイスの声色に青年は反応する。 「あぁ、違う違う なんかいつもより名前教えてもらいたいってしつこくてさ てか、相変わらずいい声してんな 声帯交代してくんない?」 青年がそう言った瞬間理事長と思わしき男は目を輝かせる。 それを見た青年はしまったと 自分の失言に気づく。 「えっ!?ほんとっ?? judgmentに言われるなんて嬉しいなぁっっ 普段ほめることなんてないもんねぇ あぁっ、なんで僕はボイスレコーダーを用意しとかなかったんだ…っ」 青年はキャッキャッとまるで子供のようにはしゃぎだす男を見てげんなりとした後ある疑問が浮かび口にだす。 「…なんでjudgmentのこと知ってんの?」 男はクスッと笑い その質問は愚問だと言わんばかりの顔をしている。 「監視カメラだよ」 .
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