7人が本棚に入れています
本棚に追加
乾いた甘い唇に落とすキスは
深海まで響き空を曇らす
溶かされるのを
ひたすらに待ち続け
大人みたいに 愛と欲を知るの
自転車のベルに沿って
道を外れ
風上に戻りたくても
飛び交う電波 妨害
声が聞こえない
水溜まりに輝くイメージ
一時の関係図に瞬きを二回
いずれ届く排水溝の中身を
僕はまだ知らず
冷たい鍵を手に
握りしめた
旋回 転回
圏外圏まで飛んでいこうか
感傷的にはならないで
濡れた瞼に落とす恋は
空を抜け雲間を輝かす
そんなはずないなんて
悪戯に線を組み替え
変わらない 愛と欲を
憂鬱を頂戴
晴れきった世界に
終わらせて頂戴
幸せならもう疲れてしまった
深夜に飛び交う言葉は
何を動かし君を遷すの
溢れる愛と欲なんてホラ
空中に撒き散らせよ
最初のコメントを投稿しよう!