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→失う前に
捲り終えたページ
閉じた書物の続きは
雑じり雑じり
異質な世界を築いて行くでしょう
『色間違いの若者』半身は何処に
血を求め血へ 『死に別れの天使』
『緩やかな恋慕』陽の香る愛情
貴方の傍で 『誰かに宿る日常』
始まった噴火が消えるまで
音は流れ続ける
助演者の望みが消えるまで
声は噴き続ける
カルデラバイプレーヤー
カルデラバイプレーヤー
→失うものなど其れが無けれは失われない
理想に溺れ
現実を失った青年であれば
彼は理想に助けを求めるのだ
日常にもがき
夢現に逃げた誰かであれば
誰かは日常にもがいている事に変わらない
火口に忘れた物は何か
思い出せる物ですらないと知り
絶望に包まれるのは早い
バイプレーヤーはまたカルデラへ
カルデラから生まれた彼らの
行き着く場所はまたカルデラ
捲り始めたページ
開いた書物は終わりまで
雑じり雑じり
異質な世界を築いて行くでしょう
始まった噴火が消えるまで
音は流れ続ける
助演者の望みが消えるまで
声は噴き続ける
カルデラバイプレーヤー
カルデラバイプレーヤー
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