僕のランドセル

5/5
前へ
/5ページ
次へ
大きくなったたっくんと明日でお別れ。 僕は最初から最後までたっくんのランドセル。 嬉しかったな、本当に嬉しかったな。 とうとうおしまいの日。 家に着いた僕をたっくんが机に置いた。 「六年間、教科書運んでくれてありがとう。君は僕の最初の友達だよ。ゆっくりお休み。」 嬉しいな、嬉しいな。 ちょっぴり寂しいけど、やっぱり嬉しいな。 たっくんは僕の最初の友達。 僕はたっくんの最初で最後のランドセル。 こちらこそ、ありがとう。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加