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「今日もキモいな 何が何事もだよ」
ブツブツと 文句を言いながら 下駄箱から上履きを出す 神弥を ユミが「まぁまぁ」と 苦笑いをしながら 宥めていた
私も 内心 いらついていたが 顔には 出さずに 上履きに はきかえていた
「ねぇ?優ちゃん もし 双子が 【彼ら】だったら どうする?」
「少し様子見だな」
冷静に言う私を見て 神弥が 不満そうな顔をしていた
私は そんな 神弥をチラッと見て 何もいわず 教室に 向かった
ガラッ
教室に入ると みんな 私を 一瞬見て コソコソと話している
だが 私は そんなこと慣れていた
神弥とユミは クラスのみんなに好かれているが 私は 違う……
やはり 私は…………
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