転入生

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「はっ!!!……ハッハァハァハァ」 息があがる パッチリ 目をあけて 天井を見上げる ゆっくり手を 天井に向けてあげて 夢の彼を思い出す 彼は 夢の中では 吸血鬼で 綺麗な赤色瞳 でも 彼の瞳は全てが黒に包まれたように 淋しそうで 悲しい 闇を抱えているようだった 私は まだ 夢の中にいるようだった 胸がモヤモヤしていて 切なくて 悲しくて 何故か 泣きたくなったとき
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