転入生

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「なぁなぁ 優光 今日 俺らのクラスに転入生が来るらしいぜ」 いきなり 話を持ち出され 私は 「へぇ~」と 興味なさそうに返すと 神弥の顔付きが真剣になった 「その転入生…双子らしいぞ」 「だから?」 私は 冷静に 問い掛けた 「その転入生 もしかしたら…【奴ら】かもしれねぇ」 【奴ら】神弥は 私をチラッと見た 神弥は 私が 動揺するのかと思っているのかもしれない だが 私は 「そう… でも 本当に【奴ら】なら すぐに 私は わかる……」 冷静に 神弥を見ながら言う ユミは その会話を黙って聞いていた      【奴ら】 私の 胸は ドクンと小さく 跳ね上がる 、
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