ユメの中で

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まさか、この包丁の持ち主―――! バッと勢いよく振り返り―――そして安堵からため息。 そこには、ピンク色の、真ん中に窓がプリントされた服に、それより濃い色のスカート。 それに二つの三つ編みを揺らしてこちらを見つめる少女がいた。 なぜか両目を閉じてるので、見つめているかどうかは分からないが。 そんな少女にここがどこだか分かるか聞こうとして、驚愕。 なぜか? 少女の小さな右手に、赤黒く変色した包丁が握られていたから。
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