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少女が猫のような可愛らしい鳴き声をあげる。
すると、気がつけば少女が目の前に。
「なっ・・・!」
離れようにも縫い付けられたようにその場から動けない。
少女が再び光に包まれ、今度はあの包丁を手にもつ。
「ま、待て待て!落ち着け!」
少女が何をやるのかが分かって、慌ててそれを止める。
すると願いが通じたのか、少女は包丁をどこかにしまい、その場に体育座りをした。
「なあ・・・」
そんな少女に声をかける。
「なんであんな事したんだ?」
少女は顔だけこちらを向き、そのまま黙り込んでしまった。
辺りが静寂に包まれる。
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