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「この部隊について説明は聞いているな?」
「はい…一応は…」
そう…何故、俺がこの欧州にいるのか。
それは、この第101統合特殊航空団のに入隊するためだった。
そもそも、第101統合特殊航空団とは何か?それを一言で言うならば、シャドウを倒すために集まった各国のエースパイロット集団である。
「…資料によると、東京大空襲の時にシャドウの大型爆撃機を第1波、2波あわせて64機も撃墜したらしいね?」
「…」
俺は答えなかった。
「しかし、そのとき《マナ》を使い過ぎ、今は《マナ》が使えなくなってしまった…」
「…」
また俺は答えなかった。
もう思い出したくない…
しかし、そんな気持ちとは裏腹に俺の脳裏には、あの夜の記憶が鮮明に蘇っていた。
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