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-1942年4月ブリテン王国ドーバー基地-
滑走路の横に隣接されている司令部2階の通路から2人の少年が空を眺めていた。
「ふぁ~ぁ…ねみぃ…」
若干身長が低めの薄い金髪の少年は窓の枠によりかかり大きなあくびをした。
「おいっ!ハンスっ!!だらしないぞ!!フリードリヒ帝国軍人の自覚を持てっ!!自覚をっ!!」
その横で身長が比較的高めな少年が注意する。
「へいへい…わかってますって…あっ!!鳥だっ!!」
「…全然わかってないだろ…?」
背の低い少年はフフンと笑って答えた。
「わかってるさぁ…鳥の種類はカモメだね。5羽が南南東より接近中!」
「あ~…あれか…お前良く見えんな。」
「まぁね。昔から目だけはいいんだよね…フリードリヒにいた時からさ…」
沈黙
風が吹き込み少年の髪を揺らす。
「やべっ!!らしく無かったな…悪ぃな…。」
「いや…問題ない…」
背の低い少年は振り返った。
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