梅さきて

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「おせえと思ったらお楽しみかよ。」 呆れた声でふりむくと土方歳三が立っていた。 「すいません土方さん。」 「かまわねえよ。総司、むちゃするんじゃねえぞ。」 総司に肩をかす土方 「トシさん僕も連れていってください。」 答えはわかっている。 それでもいいたかった。 「総司、生きるんだぞ生きてまた勝負しよう。」 寝どこに戻った沖田に土方が力強くいう。 「そうですね。」 ゲホッゲホッ 「総司さん。」 れんが差し出す手拭いが赤くそまる。 「石田散薬のんどけよ。さてと俺はいくぜ。」 土方が立ち上がり。レンが見送りにいった。
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