3月3日 雨

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オレは、ガクッとうなだれた。 だけど、そんなオレよりもショックをうけている美佳。 「ごめんなさい。あの下着つけれなくなっちゃった」 え?そっち!? オレは、たまらず抱き寄せようとすると、 「あッ!!取りに返らなくちゃ」 と慌てふためいて、何も言わず出て行ってしまった。 オレ、放置プレイ? ポカンとするオレのもとに、数分後、美佳から電話がきた。 「今日は、こっちに泊まる。そ、そのお布団汚すといけないし、恥ずかしくてトイレにもいけないし」 「いや、マジで言ってる?」 「うん。ナプキンもショーツもこっちにまだ置きっぱなしでしょ。それに、駿一のとこ、汚物入れがない」 それを最後に言われると、美佳の羞恥心を思うと、頷くしかない。
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