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手が塞がっていて、手を繋いでやることが出来なかったが、美佳の気持ちを悟るには十分な行為。
すっと、屈み、
「後でキスしてやるから我慢な」
と耳元で囁いた。
すると、真っ赤になった美佳。
うわ、かわいい過ぎ。
ケーキと、この置き物がなかったら、今ごろ、オレは、人目も気にせず襲っていたかも。
そんなオレに美佳が言った。
「アレの時って、わりとエッチになるんだよ。今日は、き、気持ちいいことしてあげる」
声が震えて、語尾が小さくなったが、確実に聞こえた。
うん。こういう女の子の日もいいかもしれない。
ドキドキさせられたオレは、ケーキと置き物は、うまく出来た時のご褒美にしようと密かに思った。
今日は、ひな祭り、女の子の日。
思い出に残る一日になりそうだ。
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