3月10日 曇り

2/4

5769人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
怒涛の一週間が終わった。 美佳は休みでも、オレは仕事がいつも通りあるわけで、週明けからずっと学校で、生徒から質問攻めをうけた。 それを毎日、美佳に報告していくうちに、オレの学校でのキャラが崩壊していったのに気づいた。 そんなこんなで、ついに今日、美佳からもお許しがでて、オレ達は、一つになる予定だ。 もうここまでくると、いつ邪魔が入り、出来なくなるかもって思って、期待することを止めた。 まずは、雰囲気作りだと、オレは、美佳とデートに誘ったのはいいが早速邪魔が入った。 ―――ピンポーン 軽快な音が部屋に響き渡る。 「センセ、あーけーて!かわいい教え子が来ましたよ」 そういうのは、美佳の親友の川口亜梨。 「美佳。一応確認するが、お前、これから出掛けること川口に言ったか?」
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5769人が本棚に入れています
本棚に追加