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美佳を抱き、朝を迎えた。
朝から日の光など入らないここラブホの一室。
オレは、スヤスヤと寝息をたてる美佳の頬に小さくチュッと口づけをした。
ヤバい。
ヤバ過ぎてどうしようかと思っていることが、二つ。
今まで、付き合いもそうだけど、我慢してきた分、高校生並みにがっつきそうなこと。
それから、セックスの時の美佳の声が、可愛すぎること。
オレの身も心も、いつでも二回戦OKな状態になっていることが実にヤバい。
寝込みを襲う、襲わない。今、ずっと、オレが続けている葛藤。
っとに、困ったよな。
苦笑する自分が映る、鏡。
今どき、こんな鏡いるのかと思うが、見えるのは、羞恥心を煽るし……
なんて考えていたら、美佳が起きた。
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