3月14日 快晴

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美佳を抱き、朝を迎えた。 朝から日の光など入らないここラブホの一室。 オレは、スヤスヤと寝息をたてる美佳の頬に小さくチュッと口づけをした。 ヤバい。 ヤバ過ぎてどうしようかと思っていることが、二つ。 今まで、付き合いもそうだけど、我慢してきた分、高校生並みにがっつきそうなこと。 それから、セックスの時の美佳の声が、可愛すぎること。 オレの身も心も、いつでも二回戦OKな状態になっていることが実にヤバい。 寝込みを襲う、襲わない。今、ずっと、オレが続けている葛藤。 っとに、困ったよな。 苦笑する自分が映る、鏡。 今どき、こんな鏡いるのかと思うが、見えるのは、羞恥心を煽るし…… なんて考えていたら、美佳が起きた。
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