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パカッと携帯をあけて見せられた時間に目を見張る。
「ヤベッ、マジ悪い」
慌てて、出たオレ達。
まさか、朝帰りで出勤なんてオチだれが想像したか……。
「大丈夫だよ。スーツ着替える時間があるといいけど」
なんて、オレのことを心配してくれるから、かわいくて仕方ない。
「なんとかなるし。それよりも、悪いな。二人の初めてがこんな……」
「うぅん。これからずっと一緒だし。これは、これでいい思い出だもん」
「そうか。ありがとうな」
警察がいたら、捕まっているだろうスピードで家に戻ってきたオレ達。
なんとかスーツとネクタイを替えて、学校に向かった。
「何時に帰る？」
「あー、今日は、会議あるし、わかんねぇ。なるべく早く帰る」
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