3月17日 曇り時々晴れ

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「マジでゴメン。オレら急ぐから」 「あ……隣にいるのは、妹さん?若くてかわいいわね」 コイツ、本気で言ってたら、相当馬鹿。 ただ、邪魔したいだけなら、大成功だけど、気分悪い。 「美佳は、婚約者。つっても、一緒に住んでっから、もう嫁さんみたいなもんだな。かわいいだろ?」 「……えっ?」 斎藤の驚いた顔は、当時とあまり変わらないな。 「じゃあな」 斎藤に別れを告げ、近くの公園に来た。 その間、美佳の機嫌が悪い。 「駿一って、よく女の子に告られていたの?」 「んなことないよ。弁当、ここで食おうぜ」 ごまかしたわけじゃない。 ただ、何もないし、デートに、くだらない女の話は邪魔。 だけど、 「ねぇ、答えてよ。さっきの綺麗なお姉さんと付き合ってたの」 と。
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