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「ん。何もないよ。ただの同級生」
「告られたり……した?」
美佳の不安そうな顔がかわいい。
今更なのに。
「何?嫉妬してんの?」
そう言うと、真っ赤な顔をして俯いた美佳。
オレの過去。それも、忘れていたような昔のことに嫉妬してくれたらしい美佳。
たまんない。
可愛すぎる。
「なぁ……もっと嫉妬しろよ」
「……えッ!!」
「言ってやろうか?美佳だけが好きだって」
「……へッ?」
オレは、美佳の膝枕でくつろぎながら、美佳を見上げた。
「愛してるよ。だから、キスしてよ、美佳」
甘えてみるのもいいかも。
真っ赤な顔が近づいてくる。
オレ達は、甘い甘いキスを繰り返した。
嫉妬……悪くない。
もっと、情熱的な美佳がみたいと、欲張りになる。
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