†第二章†

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「恭輔、うるさい」 前に座った男子生徒…火乃宮恭輔は龍也のこの学園の唯一の理解者と言ってもいい。 「ったく、龍也が本気出せば、あんなのちょろいだろうに」 やれやれと言ったように、恭輔は言うも 「嫌だっての、魔法は使わない」 恭輔は龍也の魔法を一度だけ見たことがあり、周りからけなされる度にこんなやり取りをしている。 「まぁ、龍也が嫌ならしゃあないけど…。 一限目は魔法実習だぜ。演舞場に行こうぜ」 恭輔の呼びかけに、龍也は二つ返事をし、二人は教室から出て、演舞場に向かった。
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