†第二章†

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「で、ペアがあの水野だって? 面白過ぎて笑えないな」 道中、そんな話しをしながら行くが、恭輔も火を司る貴族の跡取り息子である。 なので、恭輔の友達である龍也に直接的に言うやつは余りいないため、陰湿なイジメに繋がっているのである。 「あいつは我が儘だからなぁ」 「誰が我が儘ですって」 恭輔の発言を間髪入れずに沙羅が恭輔を睨みながら言った。 「ホント、私も美奈も可哀相ね。お互いにこんなバカと落ちこぼれがパートナーだなんて」 沙羅の言葉通り、恭輔と美奈がペアとなった。 「火乃宮君は強いし、別に問題はないわよ」 「問題しかないわ」 美奈が恭輔を若干フォローするも、沙羅が一蹴し、沙羅と美奈はさっさと行ってしまった。
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