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「分かってますでしょ、先生も? 僕は戦えませんって」
龍也が苦笑いで海斗に言う。海斗もいつものこととは言え、より一層の無気力そうな雰囲気を放つ。
「恭輔、お前からも言ってやれよ」
恭輔に海斗はふるもお互いに龍也の頑固さを知る者同士薄々、結果は理解している。
「先生! 早く授業を!」
上の観客席に上った生徒に注意され渋々と海斗は闘技場にたった。
「なら今から授業始めるぞ、いいな!」
そう大きな声で言い、背を向ける龍也に海斗は小さな声で
「過去に何があったかは知らないがそう気負うな」
「……忠告は受け取っときます七魔導の【剣帝】さん」
海斗は振り向くも龍也は先に行った恭輔を追って行った。
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