†第二章†

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武器は一人一人決まっており、入学と同時にするのがこの魔武器と呼ばれるものの生成である。 魔武器は魔武石から造られその人の魔力、想いに比例して強くなる。 そして、名を知ることにより魔武器は一つだけの能力を使用出来る。 「暴れるぜ、【サレリア】」 Aが魔武器の名を告げると剣が紅く煌めいた。 Aの能力は、魔力付与。名の通り、Aの属性、火が剣に付与された。 これは最も多い能力であり、三割はこれになる。 「行くよ、【ハロット】」 Bの銃が鈍く光るが、これと言った変化はない。 基本的に弾は魔力であり、交換の必要はない。 Bの能力は見た目では分からず、知らされていないのか、Aは困惑するが笑みを浮かべ、剣を構えた。
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