†第二章†

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炎が恭輔の周りでとぐろを巻いており、恭輔はその中で不敵に笑っている。 「何なのよ、あれ?」 上の観客席で試合を見る、龍也に沙羅が話しかけた。 「あれは、恭輔が自分で考えた魔法ですよ」 龍也の言葉に沙羅は目を見開く、それもそのはず魔法を創るのは圧倒的なセンスを必要とするのである。 「技の名前は」 そこで、龍也と恭輔の声が重なる。 「「【円舞曲】(ワルツ)」」 とぐろを巻いていた炎も足に集まり 「行くぞ」 恭輔が声を発すると同時に地面が爆発し、爆風と共に美奈に接近する。 「風天(フテン)」 美奈はとっさに風魔法で防御するも、あっさり打ち破られ、美奈のペンダントを壊した。 「勝者、火乃宮恭輔」
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