†第二章†

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「はい、試合終了です」 「「えっ」」 龍也のネックレスが壊れた。しかし、ただ壊れた訳ではない。恭輔を含め、他の生徒は沙羅の魔法で壊れたと思っているがそれは違う。 龍也のネックレスは自壊したのである。つまり、沙羅の魔法はネックレスで防がれたのである。 それに気づいたのは沙羅と海斗のみであり、二人は何をしたのか分からず困惑している。 「先生」 糸目になっていた海斗は龍也の声で教師の顔に返り、 「ったくよ、勝者、水野沙羅。これにて授業は終了だ。各自、教室に帰っていいぞ」 生徒たちが帰っていく中、龍也と恭輔と沙羅と美奈が舞台に残った。
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