†第二章†

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「あんた、わざと自分のネックレス壊したでしょ」 沙羅が龍也に指差しながら問い詰めると、龍也はあっけらかんな顔をして 「当たり前じゃないですか、当たると魔法自体の痛みはネックレスで軽減されても衝撃は受けるからね。痛いの嫌なんです」 そう言い切ると沙羅と美奈は眉間に皺を寄せ、恭輔は笑った。 「お前らしいぜ、龍也」 恭輔はそう言うも二人、特に沙羅は納得しない。 「何で、どうして本気で私と戦わないのよ! それは私に対する侮辱よ!」 沙羅が声を荒げるも、龍也はため息を一つ 「侮辱? 何を言っているんですか。あなたと戦っても、得るもの何てないじゃないですか」 「あなたは逃げてる。戦いから」 美奈が龍也を睨みながらそう言う。
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