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「……ドレッドノートの章だと? 最後は〝あいつ〟だっていうのか?」
「そうだ、ぜ、ミスター大和」
そこはクリスタル調の豪華絢爛なチャペルを思わせる空間だった。
ドレッドノートがいた。彼は来賓席に座ており、大和は隣の席に座っていた。
2人の男の目前に、大きな垂れ幕がある。そこには長門の家紋である孔雀の印が描かれていた。
大和は室内を見渡して言った。
「……アイオワは?」
「あいつがいると雰囲気が壊れる。チャペルの外で待機してもらった、ぜ」
2人の向かいには祭壇があった。それを眺めながら、ドレッドノートは言った。
「……なあ、大和。この物件シリーズ三部作は『仕事・家族・結婚』という3つのテーマによって出来ているんだ、ぜ」
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