85人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
四葉達が動く音がぴたりと止んだ。代わりにカタカタと音がする。
ふんっ、、そんな事をして俺の気を引こうったってそうは行くか。
四葉「うわぁ、、、こんなのまであるよーっ、、うみゃっ!?静っちはここに入るー?」
静「あうううっ、、む、無理だようっ」
やばい無茶苦茶気になる。布団に隠れながら少しずつ四葉達の方を向く俺。
四葉「あにきの趣味は知ってたけど、、これは凄すぎるよー、、僕出来るかなー、、」不安そうな声。
釣られてなるものか。釣られてなるものか。
ちらり。
釣られたくまあああっ!?。
見ると四葉達が俺のパンドラの箱。PCをいじっているではないかっ。
その画面には拘束されて動けない虚ろな女の子があられもない姿になっている。
俺「避けろナッパあああ!?」ベッドから飛び起き。
俺「おらぁっ!!」俺のスタンドをPCの電源ボタンに放つ。画面が暗くなる。
四葉「みゃーっ」実に残念そうな声を出す。
四葉「あんこーるっあんこーるっ」
俺「するかっ!!」四葉の頭にチョップを叩き込む。
四葉「ふぎゅっ!?、、、ふみゃー」叩かれた頭を押さえ涙目になる四葉。
俺「人のプライバシーを勝手に除くんじゃありませんっ!全くっ」静ちゃんにも、めっとしておく。
静「あうううっ」怒られて涙目になる静ちゃん。この娘は歩く萌え要素だよ。
四葉「でもあにき」
俺「ん?」
四葉が話しかけてきた。
満面の笑顔で。
四葉「二本差しなら頑張れるよっ」
無言でもう一度チョップを叩き込んでおく。
四葉「ふみゃみゃ!?、、うーっ、、ひどいようっ」色々な意味でひどいのはお前だ。全くっ。
静「お、お兄さんっ」不意に静ちゃんが話しかけきた。
俺の手をぎゅっと優しく握り。
静「、、あのっ、、そのっ首輪の事なんですけどっ、、」赤面する静ちゃん。俺の手を握る手が少し震えている。
意を決した様に。
静「っっ私もご主人様からプレゼントされたいですっ」潤んだ瞳で俺を見つめる静ちゃん。
ますたああすぱああくっ!?。
犯則だよ犯則だよっそれわっ。
俺「はいっ」流されるまま爽やかな笑顔で返事をしていた。
俺「はっ!?」気付いた時には遅かった。
静ちゃんが涙ぐみながらも、ぱあっと明るい笑顔を俺に見せる。
ぐぐ、、そんなに嬉しそうにされると今さら否定出来ないようっ。
目線を四葉に向ける。
チョップされた頭を撫でながら。
四葉が少しにやりと笑ったのが見えた。
お前の差し金だったか。
最初のコメントを投稿しよう!